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Vol.12銘柄ガイド

ジャパニーズウイスキー、結局どれを選ぶか迷った人へ|3〜5年色々試してきた私の常飲8本

日本のウイスキー、種類が増えて選ぶのがますます難しい。ウイスキーを本格的に楽しんで3〜5年、色々な銘柄を試してきた私が、今でも自宅の棚に置いて飲み続けている定番8本を、価格順に並べてみました。贈り物の参考にも。

2026.04.30·WHISKY COMPASS·8 MIN READ·銘柄ガイド
ジャパニーズウイスキー、結局どれを選ぶか迷った人へ|3〜5年色々試してきた私の常飲8本 の代表銘柄: ニッカ 余市
画像:楽天市場

※本記事はAmazonアソシエイト・プログラムの広告リンクを含みます。

※価格は2026年5月時点のものです。「希望小売」はメーカー希望小売価格(税抜)、「楽天実勢」は楽天市場での出品価格の中央値を示しています。店舗・時期により実勢価格は変動します。特にサントリー系(白州・山崎・響)は2024年以降ジャパニーズ高騰の影響で希望小売価格と実勢価格に大きな乖離があり、定価入手が難しい状況が続いています。

「日本のウイスキー、結局どれを買えばいいの?」

これ、私が3〜5年前に酒売り場で立ち止まりながら、頭の中でずっとつぶやいていた言葉です。山崎、白州、響、余市、宮城峡、知多……名前は聞いたことはあるけれど、値段もバラバラ、味もバラバラで、何を基準に選んでいいのか分からない。最近は同じことを聞かれることもちょこちょこあって、気持ちはすごく分かるなと毎回思います。

この記事では、3〜5年いろいろ自腹で試してきた中で、今でも普通に自宅の棚に居座っている8本を並べてみました。「日本一」とか「これが正解」とかではなくて、あくまで一愛好家として、長く付き合ってきた銘柄たちの話です。よければ自分の一本を選ぶときの参考にしてもらえたら嬉しいです。

01

我が家の棚に居座り続けた8本という目線

8本に入る前に、なぜこの8本なのか、ひとことだけ前置きさせてください。

まずは「ちゃんと買える」こと。プレミア化して定価の何倍もするようなボトルは、いくら美味しくてもこの記事の趣旨に合わないので外しました。Amazonや近所の酒屋で、実勢価格で手に入る範囲だけにしています。

次に「自分が一本飲み終えて、もう一本買い直した」銘柄であること。これが一番大事だと思っています。一回試して終わりではなく、空き瓶を捨てるときに「またあれ買おうかな」と素直に思えたボトルだけを残しました。結果として、ウイスキーを飲み始めた友人にそのまま薦められるラインに近くなっている気はします。

では、価格帯の低い順に1本ずつ書いていきます。

02

1. ブラックニッカ ディープブレンド(700ml)

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正直、最初に手に取ったときは「1,500円のウイスキーなんてどうせ薄いんでしょ」と思っていました。完全に見くびっていたなと、いまは反省しています。

甘さよりも樽の香ばしさが鼻に抜けて、余韻もそこそこ長い。ロックにしてもハイボールにしても崩れない。我が家では「平日、あまり何も考えずに一杯やりたい」夜の常備ボトルになっています。後述の角瓶を飲み続けて少し飽きてきた頃に隣に置くと、味の方向性が違うのでいい気分転換になります。

毎晩開けても財布が痛まない、というのが地味に効いてくる一本です。

03

2. サントリー 角瓶(700ml)

楽天実勢 約1,700円・2026年5月時点

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結局これに戻ってくる、という人、私のまわりにも多いです。私もその一人。

香りはバニラと少しの蜂蜜、口に含むと甘さがふわっと来て、後味はすっと消えていきます。ストレートでじっくり向き合うタイプというよりは、ハイボールで食事と合わせると本領を発揮するタイプ。我が家では妻が作る揚げ物の日と、近所で買ってきた焼き鳥の日に必ず開けています。

「ウイスキー飲んでみたいんだけど何がいい?」と友人に聞かれたとき、いつも最初に名前を出すのもこれです。値段の安心感と、食事に寄り添ってくれる味のバランスが、自分の中ではちょうどいい着地点になっています。

04

3. サントリー 知多(700ml)

楽天実勢 約6,000円・2026年5月時点

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ここから少し価格が上がります。知多はグレーンウイスキーと呼ばれる、トウモロコシなどを主原料にしたタイプ。モルト主体のウイスキーに比べると、口当たりが軽くて甘いのが特徴です。

キャッチコピーが「風香るハイボール」なんですが、これがけっこう的を射ていて、炭酸で割ると本当に風が吹いていくような軽さになります。和食、特に出汁のきいた料理と合わせると、ウイスキーの新しい一面が見えた気がしました。我が家では、妻が作る鶏の塩煮の日にだいたい開けています。

「自宅で少しいいハイボールを飲みたい」という気分の夜に、棚から自然と手が伸びる一本です。

05

4. ニッカ 宮城峡(700ml)

希望小売 7,000円 / 楽天実勢 約6,200円・2026年5月時点

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宮城峡は、ニッカのもう一つの蒸溜所のシングルモルト。仙台の近くにあって、華やかで穏やかな味わいが特徴です。

りんごや桃を思わせるフルーティーな香りに、シェリー樽由来のほのかな甘さ。スモーキーさはほぼないので、シングルモルトに初めて触れる人にも入りやすいタイプだと思います。私自身、シングルモルト沼にはまり始めた頃に最初に「これ好きかも」と思えたのが宮城峡でした。

ストレートで時間をかけて香りを追ってみると、表情がゆっくり変わっていくのがいいです。仕事で疲れた金曜の夜、何もしないで一杯だけ向き合う、みたいな使い方が我が家では定着しています。

06

5. ニッカ 余市(700ml)

希望小売 7,000円 / 楽天実勢 約6,300円・2026年5月時点

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北海道・余市蒸溜所の、骨太なシングルモルトです。

甘さよりも、潮気と少しのスモーク、力強い樽香が前に出てきます。宮城峡の繊細さとはまったく違う方向性で、「ジャパニーズウイスキーは全部やわらかい」と思っていた自分のイメージを、いい意味でひっくり返してくれた一本でした。正直に言うと、最初に飲んだときは「ちょっと自分には早かったかも」と感じたんですが、半年くらい色々飲んでから戻ってきたら、急にハマりました。

ロックにしてゆっくり氷を溶かしながら飲むと、香りが段々ほどけていって、これがまた楽しい。スコッチのアイラ系が気になっている友人と通話しながら開けた夜は、お互い「これジャパニーズなんだよな」と何度も確認し合っていました。

07

6. サントリー 白州 シングルモルト(700ml)

希望小売 7,500円 / 楽天実勢 約12,500円・2026年5月時点/定価入手は困難

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ここから先は、いわゆる「ジャパニーズ高騰」の影響をモロに受けている銘柄です。白州は2024年以降ずっと品薄が続いていて、私自身も定価で買えた経験は一度もありません。酒屋で見かけても抽選販売だったり、通販ではプレミアがついた価格が中心。「希望小売価格 7,500円」と書きましたが、それは紙の上の数字で、現実の買い場とは大きく乖離しているのが正直なところです。

白州の特徴は森を思わせる青々しい香り。少しだけスモーキーで、口に含むとミントのような爽やかさがすっと抜けていきます。我が家ではこれをソーダで割って、夏の夜にベランダで飲むのが定番になりつつあります。妻はこの飲み方が一番好きらしく、白州のときだけ自分の分も作って、と言ってきます。

値段は安くないので、毎日開けるには少し勇気がいります。それでも特別な夜に開けると「日本のウイスキーって、こういう繊細さがあるんだよな」と素直にうなずける一本です。

08

7. サントリー 山崎 シングルモルト(700ml)

希望小売 7,500円 / 楽天実勢 約13,000円・2026年5月時点/定価入手は困難

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山崎も白州と同じく、定価でぽんと買える状況からはずっと遠ざかっています。普段からお店をのぞいていてもなかなか出会えず、出会えたとしてもプレミア価格が前提、というのが2026年5月時点の正直な現実です。

白州が「森」なら、山崎は「果実と樽」だと、自分は勝手に整理しています。

香りに洋梨や蜂蜜、口に含むとシェリー樽由来の少し赤みのある甘さが広がって、後味にビターチョコのようなニュアンスが残る。ストレートでゆっくり向き合うタイプのウイスキーです。氷をひとつだけ入れて、時間をかけて変化を追うのが、自分の好きな飲み方になっています。

正直、最初に買ったときは「これ本当に自分が飲んで分かるのかな」と少し身構えました。一杯目はよく分からなくて、二杯目くらいから「あ、これか」と少し見えた気がした、そんな飲み方が合う一本だと思います。

09

8. 響 ジャパニーズハーモニー(700ml)

希望小売 8,800円 / 楽天実勢 約13,000円・2026年5月時点/定価入手は困難

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最後はやはりこの一本。値段は張りますが、自分の中で日本のブレンデッドを語るときに外せない存在になっています。響も山崎・白州と同じく品薄が続いていて、希望小売価格で手に入れるのはかなり運任せ。我が家にあるのも、定価ではなく実勢価格で買い直したものです。

香りは華やかで、薔薇や白檀のニュアンス。口に含むと角がなく、いろんな樽の個性が綺麗に重なって、するすると喉に落ちていきます。「丁寧に作られている」という言葉が、こんなに自然に出てくるウイスキーもなかなかないなというのが、自分の感想です。

我が家では、結婚記念日とか、何かの節目の夜にだけ開けるようにしています。普段使いには贅沢すぎるけれど、特別な夜に少しだけグラスに注ぐと、その夜のことをけっこう長く覚えていられる、そんな一本です。

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結びに:価格帯ごとに役割が違うという気付き

8本を並べてみて改めて思うのは、ジャパニーズウイスキーは価格帯ごとに役割がはっきり分かれているな、ということです。ディープブレンドや角瓶は日々の食卓のお供。知多や宮城峡は週末のゆったりした時間に。白州や山崎、響は特別な夜のために。同じ「日本のウイスキー」でも、開ける夜のシーンがまるで違います。

もし今、最初の一本に迷っているなら、自分の経験ではディープブレンドか角瓶あたりから始めるのがいちばんつまずきにくかったです。そこから「もう少し違う味も飲んでみたい」と思えたら知多や宮城峡へ。さらに踏み込みたくなったら白州か山崎へ。そうやって価格帯を一段ずつ上げていくと、自分の好みが自然と分かってくる気がします。

正解はないと思っています。ここに書いたことも、あくまで一個人の感覚です。それでもこの8本のどれかが、あなたの「お気に入りの一本」を見つけるきっかけになれば、これ以上嬉しいことはないです。

11

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※お酒は20歳になってから。

※妊娠中・授乳期の飲酒は、胎児・乳児の発育に影響するおそれがあります。

※飲酒運転は法律で禁止されています。

※適量を守って、健康的にお楽しみください。

※ 本サイトの記述は、ウイスキー好きの一個人(管理人)が公式情報と複数の解説サイトを参照してまとめたものです。プロのテイスター・ソムリエ・蒸留所関係者ではありません。記述の正確性は保証しておらず、最新・正確な情報は各メーカー公式をご確認ください。

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